現実という名の残酷

乱文の上に長文です。今の想いを。

結構刺さるツイートを見た。見なきゃいいじゃん!って思うんだけど、それが、自分にとってとても「(現実を)見なくてはいけない」ものでした。


高校時代に頑張って、ずっとやってたピアノから声楽に路線変更するほど、音大に入りたくて仕方なくて、音大に入ったら、自信を持って、プロになれるって思っていた自分もいたんですよね。

でも、、、

音大(自分の場合は経済的な理由で短大)出ても、音楽を生業と出来ない人なんてほとんどだし、

自分の好きを貫けなくて、勉強したいジャンルより違うものを選ばざるを得ない状況にあって、2年間高い学費を払っただけなのが私でした。


ちなみに自分は、ポップスをやりたかった。鍵盤を弾きたかった。曲を描く方法を知りたかった。強く『歌おう』と思ったのは大阪でポピュラーボーカルを習いだした頃。

でも、クラシックの声楽を選ばざるを得ない状況だった。

周りがクラシック至上主義だったのかもしれない。それでも、その状況を打破出来なかった自分の『甘さ』が最初から出た、今思えば、もう最初からやる気あるの?っていう状態だった。

あ、もちろん、短大2年間は真面目に勉強して、バイトも週4でやっていたけども、単位を落とすことなく卒業しましたけどね。


卒業後は、自分がやりたい勉強をやろうとして、ずっと知らなかった先生に声をかけて無理言って作曲を教えてもらったり、ボーカルも習い直して、ライブ活動もしていた。

でも、いろいろ無礼なこともたくさんして、色んな人を怒らせてしまったりした。

どういうことをライブ活動をしていたときに言われていたのかも分からない。

ただ、自分のライブは、告知をしても誰も来なかった。

YouTubeで歌を投稿しても、ストリーム配信をしても、ライブにはお客さんは来なかった。


そして今、未だに音楽の仕事が出来ないまま、音楽とは別の仕事をしながら、CD制作をしている。

旦那さんの曲を何曲か歌って、思い知ったこともある。

「私は作家さんの意図どおりに歌えない」

ということ。


これが、現実なんだ。

いくら頑張っても、努力をしていても、これが『今の私』。

残酷だ。努力をしても、この程度。

30代だから、もう新人とは到底言えない。

のくせに、実績もない。

いろいろ言えるけど、この残酷な現実をそろそろ受け入れないと。


でも、あがきたい。だから…

ボーカルは基礎からまた叩き出している。

曲は7年ぶりに描き始めた。

編曲はへっぽこだ。

でも、過去の過ちを忘れるくらい、残酷な現実を知りながらも、

『自分の奏でる音楽で、共感してもらいたい、救われて欲しい、私がそうであったように。』

そう想いながら、音楽をやっています。

生業にしたいという夢は持ち続けたいけど、それとは別に、今まで出来なかった『自分のやりたい音楽』をやっていきます。


自分は今の仕事をしてから、訪問先の方や職場の仲間に歌を聴かせることをあえて避けていたのですが、

偶然、訪問先で歌を披露することがありました。

自分の想像を超えるほど、みなさんが私の歌に感激してくださって、

「めちゃくちゃかっこよかったよーーーー!」って言ってくださったことが、『音楽をここまでやっている意味』を思い出させてくれました。


ただ、殴り書きの日記ですが、書いておきたくて。


最後に、

現実は厳しいから、

せめて好きなことがあったら、それを貫いてほしい。


私はそう思います。


私みたいになるな。ならないと思うけど。

徒然なるSATOMI

ボーカリスト、作詞家、そして写真家でもあるSATOMIのTwitterでは書ききれないことを綴るブログ。

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