きっかけとそれから

この記事を書いて、誰得感はありますし、

今から書く内容は「自分のショッキングな出来事」を掘り起こしている作業です。

でもなんか書きたくなったので、書きます。


あと、ココに書かれている人達全員「悪くない」ということを念頭に置いておきます。
唯一悪い人間が出てくるとしたら、聞き分けが悪すぎる『私』でしょうか。



ふと、12年前にあったことを思い出す。

当時23歳の自分に、33歳の彼が出来ました。


当時ひとまわり上の彼は、

シャンとしていて、とても自信過剰なくらい、自分に自信があって、自分のお仕事に誇りを持っていて、そう言うところに惹かれたのだと思う。当時の私にはないところ。

事情により、周りには言えずに付き合っていた。仕事の立場上あまり公表するのは業務に支障を来すと言った方がいいでしょうか。
まぁ、こっそり数人には話してましたけどね。何かあったら嫌だし、若かったし…。


そもそも、化粧も覚えたての自分に彼はどう惹かれたのかも分からない。

外ヅラが原石だと思ったのだろうか。放っておけないと思ったのだろうか。

その頃の自分は、外ヅラめっちゃ明るいけど彼氏が出来たら自信がなくなってメンヘラになってしまう、みたいな感じでしたので、相当あちらは困惑したでしょう。

あと、自分を引っ張って行ってくれそうな気がして、自分を変えることが出来ると思ったのかもしれないですね。

当時の私というと、

ウジウジしている。勇気がない。

常に何かを決めるのに不安になる。

自分のことを自分で決められないという状態で、

とにかく「誰かに価値を見出して欲しかった」状態でした。

そもそも「誰かに期待をする」ということが、どれだけ浅はかで愚かだったっていうのは10年後に気づくのですが。


一回り上の彼によく言われていたのが

「俺はお前と対等に付き合っていく。」

…これ、今30代で当時の彼と同じ年くらいになったから言えることだけども

ちょっと難しい。

経験値も、経済力もっていう意味で。

そういう意味では、その頃の私には難しい言葉だった。ずっと背伸びしていた。


そして、自分を持っていて、自分に自信のある(ようにみえた)彼からすると、私が奇妙な行動をしていることに全く理解が出来なかったんだろうな。

すぐ弱音吐く(親からの思考の刷り込みにより、自分は何も出来へんっていう前提で動いているからね。どうせ、でも、って言っちゃうのよね。)

すぐキョロキョロする(自信がないからね。変に思われてないか不安なんだよ。)

すぐコケる(後に右目が見えないからそもそもコケるのは仕方ないと判明。)

自分のことしか考えていない(その当時我のことに必死必死wwww)

彼に言われたことがめちゃくちゃ多い多い。数知れず。


日記に書いているほど、ショックだったんかも知れないんだけど、

『お前のそういうところ、大っ嫌いなんだけど。聞いててイライラする。早く直せば?』

っていうフレーズ。

今の私には、ちょっとわかる。

弱音は吐いても意味がない。

そして、よくその時の日記で見る「私の過去に何があったかわからないくせに」っていうフレーズ。

当時の私よ、それは関係ない。過去になにがあったかは他人にはわからん。

多分、その彼も私の過去には興味はなくて、今を見つめて、いい未来を見たかったんじゃないのかな。知らんけど。


結局、すれ違いが多くて、自分もなかなかそちらの方に遊びに行けなくてすぐに別れちゃったんですけどね。

そこからまたこじらせ、大変なことになり、数年経って今の旦那と出会い、結婚して、心療内科やカウンセリングを受け、友達作りにゴスペルを始め、そこにいた師匠に色々影響を受け、ようやくこじらせた思考も荒療治により、凪のような心になりまして…

ちなみに今は自分のことを好きですし、

自分であることに自信がありますし、

弱音は…あれ?そんな吐いてないですね最近…

でもそれは、自分自身を見つめることが出来るようになってから出来たこと。


弱音を吐いても仕方ない、今をちゃんと見つめて、目の前にあるやるべきことをちゃんとやること。

あのときの彼は、私にそういう事を教えたかったのかも知れないな。


ごめんな、本当に。

今の今まで全く気づくことすら出来なかった。

気づくの遅くて申し訳ない。


またばったり会うことがあれば、笑って手を振りたい気分。

まあ、相手はどう思っているかわかりませんし、忘れているかも知れませんが…(^^)


ちょっとだけ、オチをつけようと思ったけど、オチがないので、

とりあえずミニアルバム「Moment(s)」から『さよなら』のAppleMusicへのリンクを貼っておきます。

この曲がすべて、色々語ってくれているなぁ。自分の曲だけど。

うーん、やっぱり自分の曲は自分の好みの塊。

徒然なるSATOMI

ボーカリスト、作詞家、そして写真家でもあるSATOMIのTwitterでは書ききれないことを綴るブログ。

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